江戸城(東京都)

江戸城の感想

何度か訪問をしているものの江戸城は広すぎて断片的になってしまうのである程度画像など素材が揃ってから投稿しようと思い続けてこのサイトを立ち上げてから1年以上が経ってしまいました。
先日、少し時間をとれたので江戸城を撮影しまくって来ました。でもまだ回りきれていない門や石垣などの遺構もありますので、また訪問できたら追加させていただきます。

さて、江戸城ですが、現在は皆さんご存知の通り皇居となっております。そのため入れるところは限られるのですがそれでもかなりの広さがあり、この日は2時間くらい空きができたので行きましたが、大手門〜本丸跡、そして内堀通り沿いにある北桔梗門から外に出て乾門(入れません)からぐるっと時計回りに半周。桜田門までで時間オーバー。回る順番などにもよりますが、約3.5kmの移動距離でした。
半蔵門や北の丸まで回ろうとすると4〜5時間くらいで約6〜7kmは歩く覚悟が必要です。
さらに、大手町周辺の史跡や外堀などの遺構も見て回ろうとすると神田川沿いになるなど巨大さが桁違いです。
長くなりましたが、江戸城の歴史について簡単にご紹介。江戸城は元々、江戸氏の領地であり、鎌倉幕府に使える御家人でした。大河ドラマの「鎌倉殿の13人」的な言い方ですと坂東武者になるのでしょうか。その後、扇谷上杉氏(おうぎがやつうえすぎし)の領地となり、その上杉氏に使えていた太田道灌(おおたどうかん)が1457年に江戸城を築城したのが始まりです。その後、豊臣秀吉により北条氏が小田原攻めで敗れ、江戸城に豊臣秀吉の名により徳川家康が入城して来ます。その後、徳川幕府の始まりから大政奉還まで徳川幕府の本拠地として江戸城は使われます。そして、明治維新と共に天皇家が京都より東京に移り皇居として使用されるようになりました。

江戸城の歩き方(動画)

今回は江戸城散策の様子を動画にさせていただきました。
Vlogにテロップを入れているだけの動画です。期待せず見てください。

江戸城画像ギャラリー

今回の江戸城巡りは東京駅からスタートです。

東京駅の中央口を出てからまっすぐに歩いて来て日比谷通りの交差点です。
正面右に見えているのが和田倉門跡になります。
横断歩道を渡って右に曲がります。堀沿いに歩くと和田倉門にかかる橋があります。

和田倉門跡

桜田巽櫓

和田倉門の噴水公園を抜けると正面に内堀通りを挟んで「桜田巽櫓」が見えて来ます。
この桜田巽櫓を見ながら内堀通りを右の大手門方面へ進んで行きます。

江戸城大手門

しばらく歩いてくると左手に大手門の橋が見えて来ます。
現在は「皇居東御苑」の入口となっており、江戸城の遺構が見学できます。

大手門は立派ですね!
入り口に警察官が居て荷物のチェックをしています。入場料などはかかりません。

大手門と大手町のビルのコントラストが絵になります。

皇族の方々の商品を売っている売店

商品や売店の中は撮影禁止なので外から撮影できるものだけです。

同心番所

下級武士などが警備のために詰めていた詰所とのことです。

百人番所

江戸城内で最大の詰所

本丸方面に進んで行きます。
本丸中の門の石垣を説明してくれています。
瀬戸内海や伊豆などから切り出した石でできているようです。江戸時代に運んでくるのは相当大変だったのではないかと思います。

中之門跡・大番所・中雀門

中之門の中には大番所があり、大番所は位の高い武士が詰めていた詰所になります。
そして最後の本丸手前に中雀門があります。現在は石垣のみです。

本丸

現在は本丸広場として芝生の広場になっています。

江戸城天守復元模型

企画展示として江戸城の天守閣を1/30スケールで再現した模型が本丸休憩所のところで展示されています。

江戸城天守台跡

江戸城の天守台は江戸時代初期に50年ほど存在したと言われており、明暦の大火によって焼失してそれから天守が再建されずに現在まで至っています。天守の高さは天守台も含めて約60mと言われており日本で一番大きな天守閣だったとのことです。現在の天守台は明暦の大火後に再建されたもので天守閣があった当時のものではありません。

北桔橋門(きたはねばしもん)

北桔橋門は現在は高麗門のみとなっておりますが、太田道灌が江戸城を築城した当時はこちらが大手門だったとも言われている場所になります。

乾門

北桔橋門を出て代官町通りを左に向かいます。ずっと歩いて代官町の首都高速入口脇に乾門があります。見ることはできますが、現在はコロナなどにより一般開放もしていないので通り抜けることはできません。

平川門

北桔橋門を出て代官町通りを右に進んで行くと平川門に着きます。
途中「竹橋」を渡りますが、昔は竹橋門という門があった場所でもあるようです。自動車の橋としてしか認識が無い人が多いのではないでしょうか。

二の丸

江戸城二の丸周辺になります。雑木林や都道府県の木が植えられていたり、「諏訪の茶屋」などがあります。

桔梗門(内桜田門)

桔梗門は本丸への通用口の一つで桔梗門は後から通称で呼ばれるようになったとのことです。

坂下門・皇居正門・二重橋

坂下門は西の丸から見て低地にあった門なので「坂下門」と名づけられたとのことです。
門が閉じられている画像が皇居正門になります。この皇居正門にかかる橋が二重橋と思われている方が多いとのことですが、二重橋は掘り越しに奥の方に見える橋が二重橋とのことです。昔木造の二重の橋だったことで二重橋と呼ばれているそうです。

外桜田門

桜田門外の変で有名な桜田門です。江戸幕府の大老を務めていた井伊直弼が元水戸藩士17名と薩摩藩士1名によって暗殺された事件です。現在も立派な門として存在しており、高麗門を出ると目の前によく警察ドラマなどで見かける建物、警視庁の庁舎が見えます。

以上で江戸城訪問終了です。江戸城は広いのでまだまだ訪問できていない場所も多いですが今後また訪問した際にでも更新していきます。

江戸城情報

築 城1457年
城 主太田氏、徳川氏
住 所東京都千代田区千代田1−1
種 別平山城
廃 城1868年
特 徴国指定史跡、国重要文化財
日本100名城※日本100名城スタンプは楠公休憩所、和田倉休憩所、北の丸公園第三駐車場にて押せます。
入場料無料
営業時間無休 ※ただしイベントなど行事が行われる場合には入場できません。

江戸城へのアクセス

江戸城レビュー

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