姫路城(兵庫県)

姫路城の感想

ある意味有名すぎているかもでは避け続けてきたお城なのですが、ついに姫路城へ行ってきました。厳密にはいるかも始める前には行ってますが。。
姫路城といえば、国宝であり、世界遺産でもあり、現存天守を持つお城、現存12天守のうちの一つでもあります。世界的にみても日本で一番有名なお城と言っても過言ではないお城なのでこのサイトで取り扱わなくても調べればいくらでも情報が出てくるので取り扱ってきませんでした。
そんな、姫路城ですが黒田官兵衛のお城を巡る中では外せないお城なので今回行ってきました!
姫路城は元々、赤松氏のお城として1346年に築城されたお城になります。その後、一時期山名氏のお城になりますが、赤松氏の支配するお城として戦国時代を迎えます。1467年ごろには赤松氏の支流で黒田氏の主君でもある小寺氏が姫路城を支配しておりましたが、黒田氏が城代として姫路城を預かるようになっていきます。黒田重隆(黒田官兵衛の祖父)のころ1545年に小寺氏より姫路城を任されて姫路城主として黒田氏が成立していきます。
その後、播磨地域では三木城の別所長治、それに合わせて荒木村重などが織田信長(豊臣秀吉)から離反し三木合戦へと発展していきます。秀吉によって播磨が平定されると、姫路城主となっていた黒田官兵衛から秀吉に姫路城を差し出したことで、豊臣秀吉が姫路城主となります。この時に姫路城に天守閣が作られますが、三重櫓の天守閣なので現在のものより小さいものでした。関ヶ原の合戦後に池田輝政が姫路城主として入場してきた時に現在の五重七階の天守閣が作られて現在の姫路城とほぼ同じような作りになったとのことです。

姫路城といえば白鷺城(しらさぎじょう)とも呼ばれ、白さと鷺が羽ばたいているような見た目からそのように呼ばれますが、姫路城は戦国時代の戦いのお城から江戸時代の権威の象徴へとお城の役割が変わっていったことを表しているお城としても見る価値があるのではないかと思っています。
戦国時代の戦いを中心としている時代は黒壁が主流で白いお城は遠くからでも目立つので敬遠されていましたが、江戸の世になると実際の戦いは起こらなくなったので、自分の権威を示すためにお城は大きく目立つようにと白い色と大きな天守閣を作るようになりました。その権威の象徴として建てられたお城の見本のような存在が姫路城でもあります。
姫路城の各場所の特徴はこの後の画像ギャラリーで説明していきたいと思います。

姫路城画像ギャラリー

駐車場からも綺麗な天守閣が見えます。
これだけでも絵になりますね!

車を停めた駐車場の位置からだと喜斎門跡から入る感じのようです。

喜斎門跡

綺麗な水堀と石垣を見ながら姫路城に入ります。

大手門でもないのにこの門のサイズ!どんな大きな門と櫓があったのかななんて思ってしまいますね。

説明を読むと、姫路城の螺旋状の縄張りがここで1回目が終了してここから先は2回目の螺旋状の縄張りに入っていくとのことで、守りの切り替え的な役割も持っていた門のようです。

門の裏側も階段は登れないですが、いい感じで当時の作りが残っていますね!!テンション上がります!

姫路神社

喜斎門跡を入って右手の方へ進むと姫路神社があります。天守閣へ向かう前に姫路神社に寄っていきたいと思います。

姫路神社は酒井家の藩祖坂井正親公を御祭神として祀った神社とのことで、明治12年に創建された神社とのことです。比較的新しい神社でした。坂井は酒井の間違いではないのか気になりますが、坂井(酒井)正親公は最後、廃藩置県で姫路城がなくなるまで最後の藩主だった酒井氏の祖ということになります。

姫路城入場口へ向かいます!

との四門

ここからは入れないようですが、当時は使われていた門なのでしょう。

内船場蔵南石垣

三の丸

この広大な広さの広場が三の丸です。それにしてもでかいな!余裕でサッカー場くらい作れそう。

途中の建物に姫路城に使われていた大柱が置いてありました。とにかく大きい!

菱の門(入場口)

ここから先はチケットを購入して入る必要がある有料の区画になってます。

菱の門をくぐって見える天守がカッコいい!

井戸(いの門)

いの門のところに大きな井戸がありました。なかなか大きな井戸です。

ここからはしばらく詳細な説明は省いて天守閣内までどんどん進んで行きます!

はの門〜

姥ヶ石(うばがいし)

水二門

大天守(地階)

大天守からの展望

軸組構造模型

天守閣内の見学完了!!

備前丸

天守閣前の曲輪です。

多くの人が天守閣見学後に写真を撮ってました。確かになかなかの撮影スポットですね。

備前門

備前門を通って下っていきます。

旧番所

なぜ旧なのでしょうか?番所の後何か別の用途で使われていたとかですかね?

石棺

古墳に埋葬されていたものを使ったみたいですが、なんか罰当たりな気がするのは自分だけでしょうか?

太鼓櫓

お菊井戸

播州皿屋敷の怪談で有名なお菊さんの話の井戸がこの井戸らしいです。お菊さんの無念が今でも残っているんでしょうか?

をの門跡

天守の庭

黒田官兵衛普請の石垣

最後に黒田官兵衛が普請して築いた石垣を見て姫路城の登城完了です!!

姫路城情報

築 城1346年
城 主赤松氏、小寺氏、山名氏、黒田氏、豊臣(羽柴)氏、池田氏、本多氏、松平氏、榊原氏、酒井氏
住 所兵庫県姫路市本町68
種 別平山城
廃 城無し
特 徴国宝、国指定史跡、世界遺産
入場料無料(有料区画あり:大人(18才以上)1,000円 小人(小学生・中学生・高校生)300円)※(令和8年3月1日から)18才以上(市民)1,000円 18才以上(市民以外)2,500円 小人 無料
営業時間開城時間:午前9時00分から午後5時00分まで(閉門は午後4時00分)
休城日:12月29日、30日
駐車場有り(有料)

姫路城へのアクセス

姫路城レビュー

姫路城についての皆さんの評価をお願いします。
姫路城おすすめの理由や訪問時の感想などもご記入いただけると嬉しいです。

お城カテゴリの最新記事