丹羽家御廟・陰墓（福島県）

丹羽家御廟・陰墓の感想

二本松藩主丹羽家のお墓がある『丹羽家御廟・陰墓』が曹洞宗巨邦山大隣寺にありました。『陰墓』とは奥様方の意味がある様です。
丹羽氏は織田信長に仕え織田四天王のひとり、丹羽長秀が有名なのではないでしょうか？織田信長の下で数々の武功を挙げた丹羽長秀は若狭一国を与えられ、織田家臣団の中では一番最初に国持大名となった武将としても有名ですよね！武功も政治も長けていたんでしょうな～(*´ω｀*)　
豊臣秀吉時代も認められてて、若狭国と越前国を任され６０万石を有する大大名となりますが、間もなく病死（苦しみがひどかったため自害したとも）してしまいます。
跡を継いだ丹羽長重は豊臣秀吉と徳川家康に翻弄され、当時、若狭国・越前国・加賀国を有していましたが家臣の管理がうまくいっておらず秀吉の怒りを買ってしまい越前・加賀国を召し取られ若狭一国１５万石へ、更に加賀国松任４万石へ移され勢力を完全にそぎ落とされてしまいます。
徳川家康の時には丹羽長重は一度改易の憂き目（関ケ原の戦いの際に西軍に付いたため）にあいますが、徳川秀忠の時に『御伽衆』のひとりに選ばれ、その後、白河１０万７００石を与えられ白河小峰城を築くなど、関ケ原の戦いの際に西軍に組し改易されながらも復活した珍しい武将のひとりとなりました。

前置きがずいぶん長くなりましたが・・・苦笑
白河で復活した丹羽長重の三男、丹羽光重が丹羽家の家督を継ぎ白河藩主となりますが、１６４３年に二本松へ幕命で移され二本松城を居城とし、初代二本松藩主となり二本松藩は幕末まで代々丹羽家が務めていく事となります。その初代藩主丹羽光重が白河で父の長重が建てた曹洞宗巨邦山大隣寺をこの二本松に移し、代々の丹羽家の菩提寺とした様です。

丹羽家御廟・陰墓画像ギャラリー

『丹羽家御廟・陰墓』は丹羽家菩提寺の『曹洞宗巨邦山大隣寺』の左手から進むと辿り着けます。

説明板

九代目 長富公の墓

お！っと突然こんな所に『九代目 長富公』のお墓がありました！

陰墓

進んでいくと『内室陰墓・家族之墓』がありました。これが『陰墓』なんですね。

陰墓説明版

丹羽歴代藩主の墓（旧二本松藩主丹羽家累代墓所）

ここが『丹羽歴代藩主の墓（旧二本松藩主丹羽家累代墓所）』ですな！

左から・・・八代・四代・三代・六代・五代・初代・七代と並んでいます・・・あれ？・・・二代目の長次さんは？？？　調べたら青山墓所にあるみたいですね。

八代目 長祥公

四代目 秀延公

三代目 長之公

六代目 高康公

五代目 高寛公

初代 光重公

七代目 長貴公

大切にされてる場所なんでしょうねぇ～(｀・ω・´)ゞ

丹羽家御廟・陰墓情報

丹羽家御廟・陰墓へのアクセス

丹羽家御廟・陰墓レビュー