菅谷館跡(埼玉県)

菅谷館跡の感想

埼玉県の嵐山町(らんざん)にある菅谷館に行ってきました。関東の人なら関越自動車のパーキングエリアの名前で嵐山という読み方はなんとなく聞いたことのある方が多いのではないかと思います。
菅谷館は高速のパーキングエリアとは隣接していなく、国道254号線に面しています。埼玉の方なら川越街道でわかる方が多いでしょうか?
その菅谷館ですが、いつ築城されたのかよくわからないみたいですね。鎌倉時代から1500年ころまでのどこか見たいです。今は大河ドラマ鎌倉殿の13人で畠山重忠が話題となってますが、その畠山重忠の住んでいた場所と言われております。鎌倉殿の13人で話題になる前までは、山内上杉氏と扇谷上杉氏との戦いの際に山内上杉氏の河越城に対する拠点として再興されたことでまた歴史に名前が登場してくるようになったお城です。
城跡とともに博物館も併設されているので遺構を見た後に寄ると、この菅谷館だけでなく、松山城や杉山城、小倉城などとともにどのようなお城だったのか理解を深めることができます。
ただ、先に博物館に行くと↓のような菅谷館見て歩きガイドをもらえたりするので先に博物館に寄るのもありかと思います。
※この手作り感個人的にとても好きです。「ちゃんと見てもらおう!」というここで管理してくれている方々の姿勢が伝わってきます。

菅谷館画像ギャラリー①

看板が出ているので看板通りに進みます。

すぐに全体がわかる看板を発見!きれいに曲輪や堀が残っている感じなのかなと思いつつ進んでいきます。

奥の方に土塁らしきものが見えます。後々気づきますが、この館、土塁が非常に高く盛られています。迫力満点です!

三の曲輪跡と書かれていますが、ただの別れ道にしか見えませんでした。廓の部分がジャングル笑 なのでよくわからないです。ちょっと大丈夫か?手入れされてない山城レベルかな。とここまでは不安でした。

少し歩くと曲輪と土塁(左)この辺りは古墳群らしく左の山のような土類は古墳を利用したものかもしれないとのことです。確かに古墳の方が形的にしっくりくる感じですね。

かなり広いニノ廓跡です。草を刈っている方がいたので遠目からパシャリ。

ニノ廓の反対側には水濠がありました。自然に湧き出ているようです。

この堀の続く先には小高い山に何か像があるのが見えます。絶対夜に見たらちがうものと見間違える〜。

昼間なのにこの暗さ。先に進みたくない感じです。

畠山重忠公の石造

<畠山重忠公のコンクリート製石造です。>

くらいのを登るとぎゃー!めっちゃ怖い石像に睨まれます笑
いや、でもこれカメラめっちゃ明るくして撮っているので怖さ半減してますが、実際暗い木々に囲まれて
なぜここにこの像を置いた?と思ってしまいます。もっとさっきの二ノ廓とか明るい場所におけばいいのにと思いました。
ちなみにこの方は、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で話題となりました畠山重忠(はたけやましげただ)さんで鎌倉時代にこの館を築城されたと言われている方の石造(コンクリート)です。

ニノ廓わきに石標がありました。

真ん中の道以外左右土塁です。高さわかりますかね?2M以上は左右ともあるくらい高い土塁で囲まれてます。

土塁の内側は空堀のようになってます。

本廓の中ですが、左の緑の草の部分土塁です。すごい高さの土塁で360度囲まれてます。
この辺りは山内上杉氏と扇谷上杉氏の戦いの際に作られたのではないかと勝手に思ってます。
戦いに勝つために作られてなければこの高さはいらないのではないかと思うからです。

菅谷館画像ギャラリー②

これは西南戦争以降の各戦争に出兵して犠牲になった方々を合祀している祠とのことでした。

もう画像ではただの草にしか見えないので、ぜひこの出枡形土塁の迫力は現地で確かめてください。土塁だけど堀にもなっているのでかなり高さがあり、さらに枡形にしているというものになります。

埼玉県立嵐山史跡の博物館 画像ギャラリー

きちんと許可を得て博物館内のの写真を撮らせていただきました。入場料も一般100円、高校生・学生?(たぶん大学生)は50円 中学生以下は無料なのでぜひ足を運んでみてください。

菅谷館跡情報

築 城不明
城 主畠山氏、山内上杉氏、北条氏
住 所埼玉県比企郡嵐山町
種 別平城
廃 城不明
特 徴国指定史跡 
続日本100名城※続日本100名城スタンプは併設の博物館にて押せます。
入場料無料
<埼玉県立嵐山史跡の博物館>
大人100円、高校生・学生50円 中学生以下無料
営業時間午前9時〜午後4時30分(入館は午後4時まで)
7・8月は午後5時まで開館(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日 但し祝日、5月1,2日、11月14日の県民の日が月曜日の場合は開館
年末年始12月29日〜1月3日
駐車場無料

菅谷館跡(すがややかたあと)へのアクセス

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