松坂城御城番屋敷の感想
先日の松坂城につづいて松坂城の御城番屋に行ってきました。
ここの何がすごいのかご理解いただけると嬉しいです。元々ここは松坂城の三の丸跡になるのですが、ただ観光地として番屋(武士がすぐにお城に行けるように居住していた場所)があるのではなく、番屋敷を維持しながら今も子孫の方々が住んでおられるということです。観光地としての景観も維持し普通に今も生活している場所ってすごくないですか?観光用に入れるところ以外は表札などがありプライバシーの関係上撮影しませんでしたが、ぜひ皆さんも江戸時代から続いている番屋跡を見に行ってみてください。ちなみに番屋敷は国の重要文化財に指定されています。
もう一つ、番屋の方々の歴史が趣深いです。この番屋に住んでいた方々は徳川家康の先鋒隊であった横須賀衆(横須賀党)で横須賀は現在の静岡県掛川あたりになります。掛川市に横須賀城跡が今もあります。その後、紀州藩徳川頼宣の家臣として田辺城に与力として安藤氏の元で仕えますが、突如、徳川家ではなく安藤氏家臣になることを言い渡されこれを不服に思い、放浪の民になります。紀州藩徳川家の家臣に復帰することを嘆願し続け、松坂城の御城番として紀州藩に復帰しその番屋が今も残っている場所になります。
最後にこの番屋、明治時代から横須賀衆の方々で法人として運営されて今も残すことができているとのことで色々と驚くことがありました。
松坂城御城番屋敷画像ギャラリー
裏門を出て道の向こうが御城番屋敷です。まちあるきマップをみると番屋敷以外にも多くの歴史的な家が残っているみたいです。
土蔵はもともと松坂城の米倉でこの番屋敷を管理している法人に払い下げられてここに移築されたと言われているようです。鳥居のところは徳川頼宣公を祀った南龍神社とのことです。
御城番屋敷の中で一般公開されている建物になります。映画るろうに剣心の撮影などでも使われた場所とのことです。るろうに剣心好きには聖地かもしれないですね。
感想でも書きましたが、最後の画像にこの御城番屋の歴史などが説明されています。大きな画面かスマホでピンチしていただければ読めるかと思います。
御城番屋敷の一番奥に松坂神社がありました。
松坂神社でお参りして御城番屋巡り完了です!
松坂城御城番屋敷情報
築 年 | 1863年(組屋敷) |
住 所 | 三重県松阪市殿町1385 |
種 別 | 番屋(屋敷) |
特 徴 | 国指定重要文化財 |
入場料 | 無料 |
営業時間 | 10:00〜16:00 |
駐車場 | 無し(松阪市駐車場に停められます。無料) |
松坂城御城番屋敷へのアクセス
松坂城御城番屋敷レビュー
松坂城御城番屋敷についての皆さんの評価をお願いします。
松坂城御城番屋敷おすすめの理由や訪問時の感想などもご記入いただけると嬉しいです。