祝吉御所跡/島津氏発祥の地の感想
祝吉御所跡は「いわよしごしょあと」と読みます。島津氏といえば薩摩(鹿児島)イメージが強いですが島津家初代、惟宗忠久(これむねただひさ)が館を建てたのがこの場所となります。
惟宗忠久は1185年8月に源頼朝に島津御荘下司職を命ぜられます。この職は現場担当的な役職となりますので平社員として派遣されたといっても間違いじゃないかもしれないですね。その後すぐに地頭職に命ぜられ、最終的に薩摩・大隈・日向3ヶ国の守護職になります。そして、惟宗忠久は島津荘から島津忠久と申すようになり島津家が誕生します。
ちなみに、島津(惟宗)忠久は大阪の住吉大社の生まれで、住吉大社には忠久の誕生石があります。詳細はここでは書かないですが、源頼朝と丹後局の間にできた子がこの島津(惟宗)忠久になります。というか伝承ですね。そのような話から1179年に忠久は生まれたとされているのですが、もうお気づきの方もいると思いますが、1185年に忠久は6歳で日向にやってきたことになります。いくらなんでも無理がありますね。しかも平家を討伐した恩賞となっているので6歳になる以前に平家討伐に参加、しかも日向に来る前に伊勢を任されていた時もあるとのことなので。。。笑
どちらがおかしいとかは書かないですが、島津初代の忠久がここに祝吉御所を建てたのは事実です。そしてここから紆余曲折、お家存続の危機もありましたが戦国時代、幕末と島津家が続き名門氏族になっているのはご承知のとおりです。
現在の祝吉御所跡(島津氏発祥の地)ですが、住宅街の中に公園のような形で整備されています。遺構などはなく、それほど大きな敷地でもないですが、「島津家発祥地」の石碑などとても目立つので島津氏好きや歴史好きなどであればご訪問をおすすめします!
祝吉御所跡/島津氏発祥の地画像ギャラリー
一応数台が停められる駐車場がありました。説明板も入り口にあります。


説明板

島津家発祥地碑
島津家発祥地の石碑がありました!







いまでも綺麗に整備して慕われている感じが伝わってきました!遺構はないですが良いところでした!
祝吉御所跡/島津氏発祥の地情報
| 築 城 | 1185年 |
| 城 主 | 惟宗(島津)氏 |
| 住 所 | 宮崎県都城市郡元町2804 |
| 種 別 | 平城 |
| 廃 城 | 不明 |
| 特 徴 | 県指定史跡 |
| 入場料 | 無料 |
| 営業時間 | – |
| 駐車場 | 有り(無料) |
祝吉御所跡/島津氏発祥の地へのアクセス
祝吉御所跡/島津氏発祥の地レビュー
祝吉御所跡/島津氏発祥の地についての皆さんの評価をお願いします。
祝吉御所跡/島津氏発祥の地おすすめの理由や訪問時の感想などもご記入いただけると嬉しいです。