小田原城の感想

北条五代のお城といえば小田原城ということで小田原城へ行ってきました。

小田原城は初代の北条早雲（そううん）が大森氏を倒し手中に収めたお城です。小田原駅のロータリーにも北条早雲公の銅像があります。北条早雲は北条五代で話す場合は使われる名前ですが、この方ものすごい呼び名が多く存命の頃は北条とは名乗っておらず「伊勢宗瑞（そうずい）、伊勢盛時（もりとき）、伊勢新九郎（しんくろう）」などと呼ばれていました。「早雲庵宗瑞（そううんあんそうずい）」が晩年の名前とのことでこちらが正式とも言われます。北条の呼び方は早雲が亡くなった後、息子である二代目「北条氏綱」から名乗るようになり早雲にも北条が着くようになりました。
歴史を語るよりも感想ですね。北条の中では早雲好きなので語りすぎました。

小田原城は、現在は二の丸や天守閣など一部しか残っていない（それでもかなり大きい）ですが、当時は総延長９キロにも及ぶ外郭で街全体が守られており、総構えのお城で、秀吉時代の大阪城よりも大きかったと言われています。現在の天守閣は外観を復元したもので江戸時代のものを復元しているので北条時代のものではな残念ながらございません。

小田原城画像ギャラリー

小田原駅西口のロータリーにある北条早雲公像。高さ5.7mもあります！

現在の正面入り口から小田原城へ入城します。

内堀とは思えない大きな堀に橋がかかってます。みんな堀の写真を撮ったり眺めたりしてますね。

橋の右側の堀です。

橋の左側の堀です。

小田原城の年表と概要が書かれています。橋を越えて見えてきた門が「馬出門」です。平成２１年に復元された門のようです。非常に立派な門ですね。

馬出門の中は枡形になっていてお城のお手本のように中に入ると真っ直ぐに進むことはできず、周囲に狭間（さま）（※鉄砲や弓など発射する隙間）があり敵を一網打尽にする仕掛けになってます。

馬出門の枡形を抜けると馬出曲輪に出ます。当時はここに馬が待機させられていたのでしょうか？

馬出曲輪が非常に広くてしかも堀に囲まれているので島にいるような感じに思えてきます。
銅門（あかがねもん）二の丸の門に向かって進んで行きます。

銅門も枡形になっており敵を一網打尽にできるような作りになってます。籠城を決め込めば住吉橋を落とせば敵の侵入も阻めそうな二重、三重の守りになってます。見どころ多くて楽しいですね！

銅門の中は見学できますのでぜひ見てみてください。特にこの木組できれいに組まれた天井。現代の職人さんが作ったものですが、当時の建築技術、雰囲気が感じられてとても興味深い場所ですよ！

銅門の壁の構造を説明してくれている模型です。ものすごい手間暇かけて丈夫な壁を作ったことがわかります。西洋建築の方がこの時代としては優れているような感じを受けますが、レンガとモルタルの西洋建築より壁の中に構造材を入れて強度を出している辺り日本の建築レベルの高さがわかると思います。西洋建築のような華やかさはないですけど。

このルートだとNINJA館が邪魔して二の丸が見られないです。なぜこんなところにNINJA館を作ったんだろうと個人的には首を傾げてしまいますね。。仕方が無いので本丸である天守閣へ急ぎます。

常盤木門を抜ければ本丸広場です！最後の門はどうなっているのでしょうか？

門をくぐるときに構造を見ながら通ります。

ついに天守閣に到着！

天守閣に入ろうかとも思いましたが、上の画像にも写ってますが人がたくさん並んでいて待たなければいけなかったことと、COVID19ウィルスの事も懸念して今回は諦めです。

私は神奈川県生まれなので小田原城は動物園のイメージです。あと小さな遊園地。子供の頃はお城よりそんなイメージの場所でした。今でも一応あることに懐かしさと嬉しさを少し感じました。これからも残してくれることを願ってます。

小田原城情報

築　城	不明（1417年頃?）
城　主	大森氏、伊勢氏・北条氏、大久保氏、阿部氏、稲葉氏
住　所	神奈川県小田原市城内
種　別	平城
廃　城	1871年
特　徴	国指定史跡日本100名城※日本100名城スタンプは天守閣内にて押せます。
入場料	大人：510円　小人：200円※天守閣への入館料です。
営業時間	9：00〜17：00（入館は16：30まで）休館日：12月31日〜1月1日 12月第２水曜日