新宮城/丹鶴城の感想
和歌山県新宮市にある新宮城へ行って来ました。新宮城は特別歴史の表舞台に出てくる有名なお城ではないですが、国の指定史跡になっているくらい遺構が残っているお城で江戸時代のお城の作りを知るにはとても良いお城だと思います。平山城で街中に隣接してあるのもアクセスが良くておすすめです。
新宮城は浅野忠吉が1601年築城を始めますが、一国一城令(1615年)で一時廃城。その後主君、浅野 長晟(あさの ながあきら)の広島への転封があり、水野重仲が新宮城に入り築城を継続し1633年に完成と紆余曲折を得て明治維新まで生き残ったお城になります。
熊野川を自然の掘りに使い、その熊野川から直接船などで出入りできる水之手があったりと見どころの多いお城でした。石垣の雰囲気はラピュタのような雰囲気もありお城好きじゃなくても楽しめる城跡です。私の訪問した時は外国の方も多くおり、石垣バックに写真を撮っている方が多くいました。
新宮城/丹鶴城画像ギャラリー
普通に街の中に城跡が現れます。上を見上げると本丸の石垣も見えて城跡であることがよくわかります。信号を渡って登城開始です!
階段を登りながら広くなっているので曲輪跡かと思いましたが、違うようですね。古い城の図と合わせると二の丸の端の方の可能性もあるのかな?
松ノ丸の入り口(門跡)とそこから見える景色。熊野の山々が綺麗に見える良い場所でした!
松ノ丸から鐘ノ丸へ繋がる門跡です。虎口で石垣もきれいに残っていて見どころ満載です!
ここから鐘ノ丸〜本丸ではなく左手に道が続いている水ノ手を見に寄り道していきます。
水ノ手へ降りて行くところからもきれい熊野川を眺めることができます!良い景色!
表の街側から登城始めた時はこんな景色が見られるお城だとは思いもしませんでした。
写真では伝わりづらいですが、結構段差のある階段を一気に熊野川のところまで一気に下る感じです。
足場が悪いとまでは言いませんが本丸方面に行く道よりは整備がされていませんので草や蔓などに注意が必要です。
誰もいない上にきれいな石積みがあるとラピュタっぽい雰囲気があります。
この時は本丸への道は人がそれなりにいるので水ノ手は独り占めできて楽しい時間でした。
水ノ手の保存修理事業の説明がありました。こうやって管理していただいていることでこのきれいな遺構が保たれていることに感謝ですね!
さてそれでは、元のルートに戻って本丸方面へ進んでいきましょう!
水ノ手から階段でずっと上りなので戻るのがかなり大変でした。鐘ノ丸になります。この日の気温は35℃で直射日光も強く、もう汗が止まらずお城の近くの自販機で買ったペットボトルも飲み干してしまいました。皆さんも行かれる際は飲み物とタオル必須で行かれた方が良いかと思います。
鐘ノ丸には池がありました。古地図には池は書かれていないので公園として整備する際に作ったものなのかもしれないです。
鐘ノ丸から本丸へはさらに一段高いところに登る形になります。
この石垣の上は天守があったところになるかと思われます。築城当時は三層五重の天守があったと言われています。
やっと本丸に到着です!日陰になるベンチなどが用意してあってよかったです。しかも水の出る蛇口もあり、暑くて顔を洗わせていただきました。
本丸からは太平洋の海も見えます。この景色は当時も見えていた景色だと思うと街並みは違うと思いますが、時を超えてお同じ景色が見られるのはなんか嬉しいですね!
本丸の門跡から降りていくルートは行けないようになっておりました。いつか整備されてこちらからのルートも見られるようになると良いですね!
これで本宮城の登城完了です!写真撮りながらですが1時間30分くらいの登城ルートでした。
新宮城/丹鶴城情報
築 城 | 1601年 |
城 主 | 浅野氏、水野氏 |
住 所 | 和歌山県新宮市 丹鶴三丁目 |
種 別 | 平山城 |
廃 城 | 1871年 |
特 徴 | 国指定史跡 続日本100名城※続日本100名城スタンプは新宮市立歴史民俗資料館にて押せます。 |
入場料 | 無料 新宮市立歴史民俗資料館:大人:220円 子供:110円) |
営業時間 | 新宮市立歴史民俗資料館:9:00~17:00 休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、年末年始 |
駐車場 | 有り(無料) |
新宮城/丹鶴城へのアクセス
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