駿府城(静岡県)

駿府城(静岡県)

駿府城の感想

駿府城は元々今川氏館があったところを徳川家康が改修築城し駿府城にしました。現在も調査や復元などが行われていて、発掘調査を見学したりできます。発掘調査は完了すると埋め戻されてしまったり二度と見る機会がない可能性もあるので今のうちに見学するのをお勧めします。
駿府城といえば家康の隠居城として知られているかと思います。家康は江戸城を築城しましたが、すぐに秀忠に将軍職を譲ってこの駿府を居城にしました。駿府は人質時代に今川氏と共に生活していた場所なので何か思い入れがあったのかと想像してしまいますね。隠居するのに生まれた岡崎や出世のきっかけとなった浜松ではなく駿府ですから。秀吉に命じられて移封となった江戸は自分が住むには嫌だったんだろうと思います。
家康が普請で造らせたお城だけあって大きいし堀や隅櫓も江戸城みたいに立派なものがあります。地元の人たちのランニングスポットになっているのも江戸城(皇居)に似ています。

駿府城画像ギャラリー

東御門

堀沿いを歩いて東御門へ。堀も立派でさすが家康のお城といった雰囲気を感じます。

東御門を潜ると枡口になっています。戦いに使うことはなかったお城ですが、攻めたらほとんどここに閉じ込められてやられてしまう作りです。

珍しく狭間の説明板がありました。てっきり階段状になっている石垣の説明かと思ってしまいました。狭間のところまで登るのに階段状にしたんだと思われます。

なかなか広いですね。時計と逆回りに回っていきます。

本丸堀

具体的な本丸の範囲は示されていないのでよくわかりませんが、この本丸堀はごく一部だと思います。当時はたぶん二の丸と本丸を分けるように張り巡らされていたのではないかと思います。

すこし進むと分断された本丸堀の一部がまたありました。

二の丸水路

なぜ二の丸から離れたところで「二の丸水路」と呼ばれているのでしょうか?その辺りの説明がなく、本丸堀と繋がっている様ですので「本丸堀水路」の方がしっくりくる気がしますが。。よくわからないけど立派な水路だということは画像でわかっていただけるかと思います。

北御門

正面が「北御門」になります。右手に茶室などがあるはずなのですが、工事中なのか行けない様になっていました。

ここからは天守台の発掘現場方面へ進んでいきます。

先ほどの北御門を入ると天守台方面へ進むところに「馬場先御門」という門が元々はあったとのことです。現在は遺構などで多少門の面影を感じるくらいです。

天守台跡発掘調査現場

天守台の発掘調査の場所まできました。こちらはまだ発掘調査前の場所なのか、入れない様にはなっていましたが発掘調査をしている雰囲気はありませんでした。画像の奥の方が発掘調査の場所みたいなので見学ゾーンの案内に従って進みます。

家康公の像(発掘調査見学ゾーン)

見学ゾーンの案内に従ってくると、家康公の像に辿り着きました。どうやら家康公の像の奥の方が見学ゾーンになっているみたいですね。

発掘調査の風景

見学ゾーンのアクリル窓越しに撮影。タイミングによっては説明版が見えるのでもっと近くで見学ができるのかと思います。私が訪問した時はここからしか撮影できませんでした。残念。

二の丸御門

お祭り?か何かイベントの準備をあちらこちらでしていて、車やらテントや機材などだらけで撮影がしづらいタイミングで訪問してしましました。正面が「二の丸橋」になります。

最後に二の丸御門のあった広場へ向かいます。

相当立派な門があったのだろうとわかるくらい大きな門の石垣が残ってますね!
現在は門跡はありますが抜けられる様に造られてなく、行き止まりになっていました。

坤櫓(ひつじさるやぐら)

二の丸橋から外に出て坤櫓(ひつじさるやぐら)を撮影。

巽櫓(たつみやぐら)

最後に堀沿いを東御門方面へ歩いて戻り、辰巳櫓を撮影して今回の駿府城の登城完了です。
人が近づいても逃げない鳩がいたので鳩を入れて撮影。置物かと思うくらい動かない鳩でした。

駿府城情報

築 城1585年
城 主徳川氏、中村氏、内藤氏
住 所静岡県静岡市葵区駿府城公園1-1
種 別平城
廃 城1869年
特 徴日本100名城
入場料無料
駿府城公園全施設(東御門・巽櫓、坤櫓、紅葉山庭園)共通券:大人 ¥360
小人 ¥120(小・中学生)
営業時間9:00~16:30(※入館は16:00までとなります)
休館日:月曜日(祝日、休日にあたる場合は休館振替なしで営業)
年末年始(12月29日~1月3日)
駐車場無し(周辺の有料駐車場)

駿府城へのアクセス

駿府城レビュー

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