内城の感想
内城は戦国時代のお城としては珍しく平城であまり戦闘のことは考えていなかったお城と思われます。
しかも島津家として50年間も居城にしていたお城と考えると違う意味で島津家の凄さがわかる気がします。内城は島津家の第十五代当主「島津貴久」によって1550年に築城されたお城になります。
島津貴久は有名な島津4兄弟(義久、義弘、歳久、家久)の父親になります。この4兄弟があるのも貴久の活躍があってこそで、薩摩・大隅・日向守護職と薩摩半島、大隅半島、日向国(現在の宮崎県)を貴久の父「島津忠良(日新斎)」と共に薩摩を平定し、領地を取り返した中興の祖と言われています。
そんな島津貴久の築城した内城ですが、現在は大龍小学校となっており遺構らしきものはほとんど残っておりません。残っていない理由としては、内城は鹿児島城に移った後に島津貴久と義久の菩提寺である大龍寺が建てられました。そして、幕末を迎え、明治2年になると廃仏毀釈により大龍寺は廃寺となって破却されたため残っていないようです。
内城画像ギャラリー






内城の大滝小学校向かいには砲術館跡がありました。第二十七代島津斉興のころに海防のために砲術訓練所をここに建てたみたいですね。







内城情報
築 城 | 1550年 |
城 主 | 島津氏 |
住 所 | 鹿児島県鹿児島市大竜町6−17 |
種 別 | 平城 |
廃 城 | 1602年 |
特 徴 | – |
入場料 | 無料 |
営業時間 | – |
駐車場 | 無し |
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