観音寺城の感想
色々な歴史系の記事やYoutubeなどでも影が薄くいじられ役のイメージがある六角氏の居城、観音寺城へ行ってきました。鎌倉時代から続く名家で滋賀(近江)の武将だというのに戦国時代のTV番組やほとんど取り上げられることがない武将のイメージが強い武家です。
観音寺城はその名の通り観音寺がある繖山(きぬがさやま) に築かれたお城で、佐々木定綱から始まった後、四家に分かれ、その別れた家の一つが六角家になります。なので、佐々木六角家などと呼んで他の六角家と間違わないように呼ぶこともあります。同じ佐々木家の流れとしては京極氏も別れた四家の一つです。
好きな方からは怒られそうですが、時代時代で戦って負けて、また戦を仕掛けて負けて、でも生き延びた武将ということで個人的にはなんか憎めない人間味を感じる武将として好きです。
コメディで描かれる戦国時代ならぜひ六角氏を題材にして欲しいです。とにかく戦いに何度も負けて城も落城しているのに鎌倉時代から江戸時代(武将としてではないですが。)まで生き残ったことだけで話題になってもいい武家だと思います。
ちなみにどのくらい負けていたかというと、鎌倉時代でも負け、室町時代は家臣に訴えられ自害に追い込まれ、戦国時代には浅井長政、織田信長(柴田勝家)にも負け、武家としては事実上滅ぶ。さらに大阪の陣では豊臣秀頼に仕えるという時代を越えて負けつづけるところが六角氏の愛すべき良さだと思います。江戸時代以前までは何度となく落城させられても観音寺城に戻って来ていましたが、江戸時代以降はWikipediaによると加賀の前田家に仕えて幕末まで続いたようですね。
観音寺城画像ギャラリー
駐車場に車を停めて観音正寺を目指します。途中佐々木城跡、目加田屋敷跡(めがたやしきあと)など通って行きます。看板見ると570m意外と距離あったんですね。
目加田屋敷跡
目加田氏は六角氏の家臣でWikipedia情報ですが、四天王の第一人者だったとのことです。
石垣も残っていていい感じですね!写真だと木に隠れて分かりづらいですが、綺麗に残ってましたよ!
見づらいですが、観音正寺の案内がありました。距離があるので一本道とはいえあると助かりますね。
佐々木城跡の看板を発見!佐々木六角氏なので六角氏を名乗る前の佐々木氏のころのお城みたいですね。説明版など無く、観音寺城のパンフレットにも書かれていないので詳細はよくわからないのですが、誰かこの佐々木城について教えてください。
佐々木城跡
この道は合っていたのかよくわからないです。ずっとこのような階段を登っていくと佐々木城には着けますが、石碑の後ろに着くので佐々木城と書かれたものであることに気づきませんでした。😭
結構登ったのに佐々木城着かないので少し不安になってます。
佐々木城跡の立て札は見つけましたが、この向こうに佐々木城と書かれていることには気づかず元の道で参道に戻ってしまいました。
正直、なんだこれ?と思って撮影してました。石碑の向こう側は崖だと思っていたので。
ここから下って元の参道に出て少し歩いていくと鳥居が現れて気づきました。
この鳥居を登ったところが先ほどの石碑のところになるみたいですね。初見にはわからないですね。自分だけかも知れないけど。
参道を歩いていくと門跡なのかなって思うような作りの場所を通り進んでいきます。観音寺城の地図を見ても何も書かれてないので正直元々何だったのかよくわからないです。
観音正寺からの景色、いい景色です。
観音正寺
観音寺城跡の案内板を見つけました。観音正寺に参拝してから観音寺城の本丸を目指します。
観音寺城の本丸へはこの大仏様の後ろにある道(階段を降りて)を通って行きます。
いやー結構いろんなところが荒れててまだお寺のすぐ脇なのですが、昼間でもなんか不安を感じる雰囲気です。ドキドキ。何も出なければいいけど。
本丸跡まで150m!かなり荒れてるけど本丸まではがんばろう!
もはやどこを指し示しているのかよくわからないです。苦笑!でもほぼ道なりなので迷いはしない感じです。
この階段を登れば本丸のようです。あと一息!
たぶん本丸到着です。木が生い茂っていてあまり見晴らしは良くないのでぱっと見で本丸の範囲がどこまでかなどは分かりづらいです。
観音寺城登城完了!
本丸以外の曲輪へはあまりにも整備がされていないので行っていいのか不安を感じここで終了とすることにしました。
観音寺城情報
築 城 | 1525年頃 |
城 主 | 六角氏 |
住 所 | 滋賀県近江八幡市安土町石寺 |
種 別 | 山城 |
廃 城 | 1568年 |
特 徴 | 国指定史跡 |
入場料 | 600円(通行量) |
営業時間 | 8:30〜16:30(通行可能時間) |
駐車場 | 有り(無料) |
観音寺城へのアクセス
観音寺城レビュー
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